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▼2005年旅のコラム
01.あこがれの!?
  ローマ
02.これぞイタリア?
03.ゴッホが眠る街
04.迷走!?
  ポイントワイズ
05.女神遅れて現わる!
06.私流!
  旅の楽しみ方
07.ジェスチャーこそ
  共通語!
08.ウイーン風!?
  あれこれ
09.リッチョーネで
  遭難!?
10.ホテルバルチックの
  怪!?
11.Buonissimo!
  「IL CASALE」
12.合い言葉は『0,』
13.イタリア
  大停電の日!
14.私がイルカに・・!?
15.ラッキーな勘違い!!
16.えっ!
  チケットが ない?
17.チケットの奇跡!
18.チケットは偽物か?
19.不可抗力な
  ハプニング!!
20.ミラノ空港
  全力疾走!!
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ホテル名はインパクトが大事!? 
 昨年の5月のはじめ、ボローニャの街を起点に電車でパドヴァやエミリア・ロマーニャ州の街を散策し、ついでに一緒に旅した彼女が昔働いていたという、リッチョーネという街の「イル・カザーレ」というレストランに昼食を食べに行った。
 リッチョーネはボローニャから日帰りできない距離ではないが、スーツケースをボローニャのホテルに預け、身軽な1泊分の荷物だけを持って、ラヴェンナの街をのんびり観光後リッチョーネの街に宿泊。翌日の昼食を「イル・カザーレ」でゆっくり楽しもう、という計画を立てた。


 その店の女性シェフマリエラさんと、なかなか連絡がとれずはらはらしたものの、やっと電話がつながると「リッチョーネテルメにある『ホテルバルチック』予約しておいたわよ。」ということだった。
 電話を切ったあとで彼女が「『ホテルバルチック』・・??」と呟いた。
 うっ・・・。私の頭の中をバルチック→バルチック艦隊→撃沈という言葉が連想ゲームのように浮かんだ。
 どんなホテルなんだろう?ワクワクというよりも、胸騒ぎを感じた。
彼女はマリエラが紹介してくれたんだから間違いない!と言葉を続けたが、『ホテルバルチック』という名前は、私達にかなりのインパクトを与えた。
 料理勉強時代の面影のまま、マリエラが安い宿を紹介してくれたのでは?と彼女もちょっと危惧したようだ。でもそのうちに、私達はホテル名を口にするたびに、なぜか笑っちゃう&淡い期待さえ抱くようになっていた。
 ラヴェンナからリッチョーネの街までチケットを買い、のどかな電車の旅を楽しんでいると、彼女がひとつ手前のリミニで降りてバスで行こうと言い出した。彼女はイタリアに住んでいたこともあるし、きっとこの辺りのことは詳しいに違いない。
 混んだバスに乗り込みしばらく行くと、どんどん乗客が減り、乗ってくる人はほとんどいない。そろそろ?彼女を見ると「 リッチョーネテルメの標識がもう出てくると思うから、左側見てて、私は右側見てるから。 」あちゃー詳しいんじゃ・・・。
 なんとか標識発見!今度は『ホテルバルチック』を探さなくちゃ。
 道路をはさんで両側にはたくさんのホテルがち並んでいる。またまた「左側見てて、私は右側見てるから。 」
 私が見ている左側のホテルの向こうには砂浜と海が広がっている。でも景色を楽しむゆとりはない。ホテルバルチック、ホテルバルチックとつぶやきながらバスに揺られ、薄暗くなって灯りがともりはじめたリッチョーネテルメの街を、ひたすら目を凝らして『ホテルバルチック』を探した。
 見つからない!もうかなりの距離を移動して、街のはずれまで来ているはずだ。半分位のホテルが閉鎖しているのも(たぶんオフシーズンの為)この状況においては、不安が増す要因となった。
 「とにかくバスを降りよう!」どこかもわからない場所に降り立ち、既に真っ暗なうえに灯りもまばらで人陰もなし。どうやって『ホテルバルチック』を探せばいいのか?途方に暮れそうになった時、タクシーが来た。ホッ!
 私達はやっと『ホテルバルチック』に辿り着いた。

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