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▼2006年旅のコラム
32.フィレンツェで
  ホームステイ-2
31.フィレンツェで
  ホームステイ-1
30.シチリア!
  アグリツーリズモ
29.陶器の街
  カルタジローネ
28.ロンドン初上陸!!
27.セリエAの迫力!!
26.初めての
  セリエA観戦!
25.スペイン料理の
  奥深さ!
24.心の贅沢
  パラド−ル!
23.憧れのレアル!!
22.中世の街並が
  息づく街
21.犬も人も
  暮らしやすい国
憧れのレアル・マドリードへの遠き道のり!!
 3年前、4月の中頃からスペインのパラド−ル(貴族の館や修道院、中世のお城などの歴史的建造物を宿泊施設に改造した国営ホテル)に宿泊しながら、マドリードからラ・マンチャ地方のトレド、コンスエグラ、アルマグロやアンダルシア地方のハエン、コルドバ、セビーリャ、アルコス・デ・ラ・フロンテ−ラ、グラナダ、ロンダ、マラガの街を巡り、コスタ・デル・ソルを駆け抜けるという贅沢な旅をした。おまけに勢いでポルトガルにまで足を伸ばし、どうせならとポルトガル最西端にあるパラド−ルにも宿泊。身分不相応な旅だと思いつつ、たまには優雅な旅もいいものだと王侯貴族気分を思いっきり満喫した。
 この旅行に行くにあたり、実はひとつ条件があった。旅行中必ずレアル・マドリード(スペインの世界最高峰のサッカーチーム)の試合を観戦をすること!!旅の予定をたてていた時期は、リーガ・エスパニョ−ラのリーグ戦の最中だったこともあり、心踊らせて試合のスケジュールを確認したのだが、レアルがマドリードのスタジアムで行なう試合は残念ながらなかった。『だが待てよ!チャンピオンズリーグがあるじゃないの!!世界最高峰のレアルの試合、それもチャンピオンリーグを観戦できるだなんて、これを逃してなるものか。』
 一緒に行くことになっていたイタリア人のコーディネーターもサッカー好きで、スペイン在住の彼の友人からチケットの手配はオーケーとの連絡も入り、意気揚々と出発日を待っていたのだが、なんとあのレアルが負けてしまったのだ。『うそだ!あり得ない。』と心で叫びながらも、スーパースター揃いのレアルがリーグ戦で中々勝つことが出来ない事実を見るにつけ、一抹の不安はいだいていた。『あ〜ぁ。』意気消沈。サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムでのレアル観戦の夢は消えた。
 サッカー好きが皆言う通り「試合はやってみなけりゃわからない!何か起こるかわからない!」それがサッカーなのよね〜とは言え諦めきれない私は、レアルの練習だけでも見たいとコーディネーターに懇願した。彼も見たかったのだろう?他のメンバーはあまり興味がなかったにも関わらず、いとも簡単に見に行くことになった。少しだけ神様に願いが通じたみたいだ。
 レアルの練習場はマドリードの郊外にあった。車を30〜40分位走らせただろうか。連れて来られた場所に全く人影はなかった。あのレアルの公開練習の場にファンが詰め掛けないはずはない!?と思ったら、なんと非公開日だったのだ!
 出発前から一喜一憂レアルに振り回され続けてきたからには、意地でも練習が見たい!建物の入り口の塀によじ登り選手を探す。奥の方に練習場があるらしく、選手の姿が小さ〜くだがちらっと見えたような・・・。その姿がジタンやラウールやロナウドであるかどうかは定かではなかったが、建物の右側に広がる野っ原をぐるっと迂回していけば奥の練習場まで辿り着けそうだった。『ここまで来たら行くしかないでしょ!』その先に憧れの選手がいることだけを信じ私達は歩き出した。
 野っ原を抜けるとフェンス沿いに人間2人がやっと通れるくらいの土手があった。そこをおっかなびっくり歩いて行くと人の騒めきが聞こえ始めた。もしかして・・。はやる気持ちを押さえつつ土手を小走りに進み、フェンスにしがみついて練習を見ている数十人の見物人と同じように、フェンスの網の目から練習風景を覗き込んだ。
 あのがっちりした体型、あの坊主頭はまさしくロナウドだ。それに頭の上部がちょっと薄いあの髪型?私の大好きなジタンだ!!やった〜!ラウ−ルもフィーゴもいる。感動で体が少し震えるのを感じながら、ふたチームに分かれての試合形式の練習風景を食い入るように見つめた。ロベルト・カルロスやベッカムは見つけられなかったが『ここまで来た甲斐があった!やっとレアルの選手に会うことが出来た!』
 
追記/この感動的な出会いの後、街に戻り「ソフィア王妃芸術センター」でピカソの大作「ゲルニカ」を見た。戦争への怒りや命の大切さを描いた重たいテーマの作品だが、悲しい出来事は残念ながら場所を変え今も続いている。
 私はスポーツは国境を超え人種を超え人々に幸せを運ぶと信じている!スペイン人、フランス人、ブラジル人、そしてポルトガル人やイギリス人達が同じチームで仲間として一緒に戦い、そのチームを日本人の私達が応援している。なんて平和なんだろう!これこそがスポーツの素晴らしさだと心から思う。

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