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▼2008年旅のコラム
45.ウンブリア州
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49.ウンブリア州
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  小さな旅-6
51.ウンブリア州
  小さな旅-7

古い石畳の街スポレートと大迫力のマルモレの滝。
 フェスタで食べた3種類のパスタとワインでお腹は満腹。私達はフォリ−ニョの街中を散策 して、少し腹ごなしをすることにした。まだまだ街は人々でごった返している。フォリーニョ床屋散策の最後に、ステイ先のパパは行き付けのBarbiere(理髪店)に立ち寄った。パパが立ち話をしている間、私はちゃっかり写真を撮らせてもらい、トイレまで拝借して次の街スポレートへと移動した。
  スポレートの街は、さっきまでの喧噪が嘘のようなしっとりと落ち着いた、古い石畳がとても心地よい街だった。イタリア特有の坂道が多い街並で、古代ローマ劇場やロマネスク様式の教会がある細い路地を抜けると、ファサードにある美しいモザイクがひときわ目を引く、街のシンボル『ドゥオーモ』が現れた。スポレート-1青い空に佇むその凛とした姿は、なんとも言えない気品が漂っている。
  ちょうどシエスタ(お昼休み)の時間帯で、ドゥオーモ内部を見ることができない私達は、『塔の橋』(Ponte delle Torri)を見に行くことにした。サンテリアの丘とモンテルーコの丘を結ぶ、高さ76m、長さ230mにも及ぶというその巨大な橋は、間近に見るとかなりのインパクトがあり圧倒される。橋に向かう途中には緑の木立が続き、高台なのでウンブリアの田園風景も見降ろせたスポレート-2。秋晴れのこの日にもってこいの散歩道だった。
 パパが「この橋は人間が渡れるんだよ。」「えっ?嘘でしょ?」「いいや渡れるよ。皆一番上の、あの高い所に登って渡るんだよ。」「えぇ〜?」どこにも手すりや捕まるところさえ見当たらないあの場所を渡る?命綱を付けたとしても、私なら絶対に渡らない!イタリア人はなんて命知らずなんだろう。
  まじめなパパが真顔で言うので、すっかり信じてしまった。頭で想像して怯えた表情を浮かべる私を、パパは笑いながら橋の裏側へと案内した。確かにあの高い所を歩くよりはましだが、それでも私なら絶対に渡りたくない!塔の橋歩道がそこにあった。騙されたと知って唖然としている私の隣で、パパは満足そうに、そして楽しそうに声を出して笑っていた。
  シエスタも終わり、その後ドゥオーモの中を拝観したが、鮮やかなフレスコ画の数々は、とても興味深く素晴らしかった。スポレートを訪れた際は、ぜひお見逃しなく!
  ナルニのネ−ラ村にあるステイ先に戻る道すがらに、もう一つパパが勧める観光スポットがあった。それはテルニの街から7km程離れた場所のマルモレの滝(Cascata delle Marmore)。こんなに大きな滝がイタリアにあるとは全く知らなかった。
  このど迫力のマルモレの滝、実は人工の滝だ。だから夏の時期は最も長くて一日10時間、冬の時期は2時間だけ滝になる。平日エリア内は自然公園として解放されているが、水は流れていない。つまりその間は水のない滝?ただの崖?私が訪れた時既に滝はすごい勢いで流れ落ちていたが、ただの崖に一気に水が流れ落ちる瞬間を、見たかったような気もする。とにかく水量が多く水の勢いが半端じゃないから迫力満点!!入口付近でレーンコートを来マルモレの滝た人を何人も見かけたが、それも納得の豪快な滝だった。
  でもかわいい伝説があると言う。羊飼いの少年が妖精を好きになり、実らぬ恋を見兼ねた神様が、少年を岩に、妖精を水にしていつも一緒にいられるようにしたのだとか?でも人為的に水が流れたり流れなかったりじゃぁ、ふたりがかわいそう。1年に1度だけ七夕に再会する、織姫星と彦星の方がよっぽどロマンティック、と思うのは私だけだろうか?
  まぁあんなにお腹一杯だったのにも関わらず、帰りにポルケッタ(豚の丸焼き)のスライスを夕飯のおかずにと買って帰る、色気よりも食い気の私にそれを語る資格はないかもしれない。でもお店の人が味見させてくれたポルケッタのレバーは、ホントにおいしかったのよ!!(続く)


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