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ペルージャ「ユーロチョコフェスタ」の幸運をもたらす?ぶっかきチョコ
 ウンブリアの州都ペルージャを訪れるのは、中田英寿がペルージャのチームに所属していた時に、対フィオレンティーナ戦を見に来て以来10年ぶりになる。あの時はサッカーの試合を見るのが目的だったから、スタジアムから離れた丘の上にあるチェントロ(町の中心地)で過ごした時間は、Bar(Cafe)でお茶を飲んだだけのわずか1時間程だった。ペルージャ1
 そして昨年の10月中旬、再びこの町を訪れた時は、運良く一度見たかった「ユーロチョコフェスタ」(ヨーロッパチョコレート祭)が行なわれていた。
 ペルージャの町の中心は11月4日広場。その広場にはシンボルとなる大噴水があり、ゴシック様式のドゥオーモとプリオリ宮殿がその広場に面して建っている。そこからイタリア広場へとまっすぐ伸びるヴァンヌッチ通りと、それと平行して走るバリオーニ通り沿いに、所狭しとテントが張られ、ヨーロッパ各地の数えきれない程のチョコレートが、華やかに陳列され売られていた。ペルージャ2
 うわぁ〜これが全てチョコレート!!チェントロ一帯がチョコレートの甘〜い香りに包まれて、なんとも幸せな気分。甘いもの好きな私は、散策中ずっと口元が緩みっぱなしだった。
 ペルージャ大学に通う友人によると、5日間行なわれる「ユーロチョコフェスタ」の初日は、でっかいチョコレートの固まりを叩き割って、小さくなったチョコ(と言っても拳くらいの大きさのものもある)を道行く人達に配るのだそうだ。もちろん期間中は各社味見用のチョコも大量に配られる。毎日ぶらついていたらどれ位のチョコが集まるだろう?想像しただけでついついほくそ笑んでしまう。
 それゆえ毎年フェスタ初日の混雑は凄まじいらしい。実際フェスタ期間中の休日も、駅からチェントロへ向かうバスは常に満杯、次のバスを待つ人々で駅前は終日ごった返していた。ペルージャ3
  残念ながらフェスタの初日に訪れることはできなかったが、友人が私のためにそのチョコをもらって来てくれた。有り難い!そして同じ時期フィレンツェに滞在していた別の友人は、初日に約2時間かけてペルージャまで足を運び、そのぶっかきチョコをもらった。彼女は「それから良いこと尽くめなのよ!」と言って、それを『幸運のチョコ』と呼んだ。
 PORTA FORTUNA(幸運をもたらす)チョコ?人込みを掻き分け、自分で努力してチョコを手に入れないとやっぱりダメなのかな。
 古代エトルリア人が築いた城壁の都市ペルージャ。旧市街は高台にあり、そこからは遥かに続くウンブリアの緑の丘陵地を一望することができる。ペルージャ4今回私は友達のアパートに居候させてもらいながら、ウンブリアのまだ見ぬ小さな町を巡ることにしていた。明日からの小さな旅の行き先に思いを巡らし、「イタリアの緑のハート」と称されるウンブリアの大自然を眼下に見下ろしていると、私の心まで浮き浮きしてくるようだ。
 それにお裾分けだったにも関わらず、私にもPORTA FORTUNA(幸運をもたらす)チョコのご利益はあったみたい。だってウンブリアの小さな旅を続ける間、幾度となく見知らぬ人々との嬉しい交流が待っていたのだから!(続)


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