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ベルガモで初体験!!『ヴィア・クローチェ』と『パスクワ(復活祭)』
ベルガモ1 ヴェローナからベルガモに戻った私達は、とてもラッキーなものに遭遇した。その日はパスクワ(復活祭)の前日、「聖なる金曜日」と呼ばれ『ヴィア・クローチェス』と言う行事のある日だった。フィレンツェでその行事に参加した友人から話を聞いていたので、かなり興味はあったのだが、まさかここベルガモでそれが見れるとはラッキー此の上ない。
ベルガモ2 ベルガモは小さな町なので、フィレンツェのような大規模なものではなかったが、日本でいう神輿のようなものに横たわったキリストの像を乗せ、それを運ぶ人々と十字架を持つ聖職者達、そしてその後ろをローソクを持った100人弱の一般市民が練り歩いてゆく。夜の暗がりの中ローソクの光がゆらゆらと揺らめいて、それはそれは厳かで神秘的な光景だった。
  翌日はパスクワ、キリストの復活を祝うお祭だ。春分後、最初の満月の後の日曜日がその日にあたるため、パスクワは毎年日付けが変わる。そしてパスクワを含めた3日間は学校や会社、殆どの店が休日となる。カトリックのイタリア人にとって、パスクワは重要な祝日だ。ベルガモ3
 パスクワ当日、私はまずベルガモの町の標高365mの丘の上にある旧市街チッタ・アルタへと向った。バスも満杯だったが、チッタ・アルタの中心ヴェッキア広場に来てびっくり。信じられない数の人、人、人。まさに初詣の明治神宮と言っても過言ではない。それに犬を連れている人がやけに多い。人と犬とが混じりあい、目的があるでもないのに狭い石畳の道を右往左往する様は、なんとも不思議な光景だった。
 そして新市街チッタ・バッサに戻った私は、ここでもイタリアらしい光景に出会った。チッタ・アルタは開いている店がちらほらあったのだが、ここチッタ・バッサは全てChiuso(閉店)。なのに!たくさんの人達が本当に楽しそうに歩いている。
 若いカップルや老夫婦、かわいい子供連れのファミリーが閉っている店を覗き込み、あれだこれだと指差してウィンドーショッピングを楽しんでいる。他に何もすることがないのに、ただブラブラと歩きながらおしゃべりしている。ベルガモ4この感覚は日本人には理解出来ないかもしれない。私もしばしイタリア人気分を味わおうと試みたが、結局手持ち無沙汰ですぐに飽きてしまった。
 ベルガモの町は、旧市街チッタ・アルタからの景色はもちろん最高だが、チッタ・バッサからチッタ・アルタを見上げる景色もなかなか趣があって私は好きだ。チッタ・アルタへは駅前からバスに乗り、途中で降りてケーブルカーに乗るか、そのままバスで行ってもOK。私が滞在していた時は、残念ながらケーブルカーは故障中だった。
ベルガモ5 ベルガマスコ(ベルガモの住民)にとって、チッタ・アルタからチッタ・バッサへと下る見晴らしのいい坂道は、お気に入りの散歩道のようだ。向こうで知り合ったフローラとチッタ・アルタでランチを食べ、チッタ・バッサに戻る時にその坂道をゆっくり降りて来たのだが、景色を楽しみながらのおしゃべりは、それだけで十分楽しかった。ただブラブラ散歩を楽しむイタリア人の気持が少しだけわかった気がして、ちょっぴり嬉しかった。
 イタリア人はお金をかけなくても人生を楽しむのが上手い!と思える出来事だった。


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