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▼2013年旅のコラム
66.小さな出会い-5
  人種を越えて

笑顔は言葉や人種さえも越えられる?!
 海外を旅していると、なぜか様々な場所で道を尋ねられる。友達とイタリア&フランスを旅した時も、シャルル・ドゴール空港で北欧系の女性からたどたどしい英語でストックホルム行きのゲートを聞かれた。ゲート表示板を探そうとあたふたして気が付いた。目の前にインフォメーションがある。私達はにっこり笑ってインフォメーションを指差した。不安そうだった彼女が安堵の表情を見せた。
 そしてパリのマレ地区でも・・。当てもなく歩いていたので、自分達がどこにいるのかさえわからなくなってガイドブックの地図を広げた時だった。トレンチコートを着た観光客風の黒人男性が話しかけきた。道を尋ねているのだと思うが、何を言っているのか全くわからない。それ以前に話している言語がわからない。アラビア語? きっと私の頭からハテナマークが一杯出ていたに違いない。友達も「何語?」と日本語で呟いている。
 フランス語を習っていた友達は、唯一フランス人にすんなり伝わった流暢なフランス語で、「わかりません!」と笑顔できっぱり答えた。するとその黒人男性は「Je vois. Merci.(ジュヴォワ。メルシー)わかった。ありがとう」フランス語で言うと去って行った。私達は一瞬呆気にとられ、顔を見合わせ思わず吹き出した。
 こんなにたくさんの人々や人種が往来する中で、よりによってなぜ道に迷って地図を広げている私達に道を尋ねたのだろうか? 都合の良い解釈をすれば、「日本人は親切な人種」と思われているのかもしれない。だとすれば喜ばしいことだ。「日本人は誰にでも優しく親切」が世界に定着していると思いたい。ならばこれからも笑顔でこたえよう。笑顔は言葉や人種さえも越えられると信じて・・。
 ところで、イタリア人も親切な人が多いのだが、おせっかいな程親切なイタリア人には心して尋ねなくてはいけない。急いでいる時や焦っている時に尋ねると、スケジュールが大幅に狂うことになる。まあそんなハプニングも旅の楽しみではあるのだが・・。


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