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べネツィア/2013ビエンナーレ -A
 昨日はベネツィア散策中、Biennale Arte 2013と書かれたビエンナーレのたれ幕や看板を街のあちこちで見掛けた。ベネツィア滞在2日目はビエンナーレ会場を巡ると決めていたから、朝からアート三昧だ!と気合いが入る。B&Bなので朝食は簡素だったが、朝食が食べられる中庭から裏門に通ずる通路には、ジャスミンの白い花が咲き乱れ、爽やかな香りに満ちてとても気持ちが良かった。
 初めにB&Bに近いローマ広場のヴァポレット(水上乗り合いバス)乗り場で48時間券(30ユーロ)を買った。これでひと安心だ。48時間券は2日間乗り放題のSuicaみたいなもの。歩き疲れたら最寄り駅からヴァポレットに乗ればいい。主要航路の殆どがローマ広場に止まるので移動も便利だ。乗り場の側にはコープ(スーパー)がありプルマンの発着所も近いため、このエリアには数多くのホテルやB&Bが集っていた。
 ヴァポレットで最初に向かったのはジャルディーニ駅。目の前の会場入口には大きなビエンナーレの目立つ看板があり、一歩中に入ると既に多くの人々がチケット売り場に並んでいた。私はジャルディーニとアーセナルの2ヶ所の会場を見ることができるチケットを25ユーロで買った。2日間、3日間の通しチケットにも心引かれたが、明日は島巡りを予定していたため断念し当日券を買った。
 ジャルディーニの会場は国別参加方式になっていて、国名が記された建物(日本館やイタリア館など)の中に、国を代表するアーティストの作品が展示されていた。広々とした公園の中に様々な国の“館”が数多く点在している。そしてアートと言っても絵画や写真などの平面や立体オブジェだけでなく、映像や人間のパフォーマンスさえも作品となっていた。アーティストが何を表現したいのかひと目でわかる作品もあれば、抽象的過ぎて首を傾げる作品もいくつかあったが、国代表と言うだけあって個性的かつパワフルで興味深かった。そして何より作品を見つめる人々の熱い視線に、「アートに言葉はいらない、国籍など関係ない」ということを強く感じた。
 次に向かったアーセナル会場は横浜の赤レンガ倉庫のような場所で、こちらの会場には各国の個人参加アーティストの作品が様々な場所に展示されていた。アーセナル会場は大きなサン・マルコ運河に面し、緑に囲まれたジャルディーニ会場とは全く雰囲気が違う。音楽隊が舟に乗り会場内の運河を移動しながら演奏するパフォーマンスもあり、まるでテーマパークにいるかのような感覚さえ覚えた。
 アーセナル会場を見た後に立ち寄った、サン・マルコ広場の向いにあるサン・ジョルジョ・マッジョーレ島でも、海沿いに突如作品が現れて驚かされたり、街を歩いていて階ごとに違うアーティストの作品が展示されている建物に遭遇したり。そしてそれは全て無料で鑑賞出来るのだ。ビエンナーレの時期のベネツィアは、まさに丸ごと美術館だ。近代オブジェの後方をのんびりゴンドラが通る光景を見た時は、思わず鳥肌が立った。他にはないベネツィアの独特の雰囲気とアートのコラボがたまらない。絶対また来たいと思わせる魅力が、そこにはあった。(続く)
追記:日本代表で出展したアーティスト田中功起さんの作品(テーマは「東日本大震災」)は、特別表彰を受賞した。見た人がいろいろ考えさせられる、奥深い作品だった。



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