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▼2017年旅のコラム
77.ミラノ/
  再会の夜
78.ベルガモ/
  アルビーノNew!

イタリアで初めてのテニス(セリエC)観戦

 べルガモから2両編成のトラム(電車)に乗って約30分。約束の11時少し前に、アルビーノ駅に着いた。待っていたのはロベルトひとり。一緒に迎えに来るはずの奥様マリーナは、料理の準備をしながらお留守番とのこと。料理当番はいつもロベルトなのにどうして? と不思議に思ったが、理由はすぐにわかった。今日は息子マウロの大事なテニスの試合がある日。マウロのテニスの試合となると親バカ全開のロベルトが、Pranzo(ランチ)の前に私とベルガモ在住の友達に、マウロの試合を見せたかったのだ。イタリアはテニスも盛んな国だから、初めてのテニス(セリエC)観戦に私も興味津々!
 イタリアのテニスはサッカーと同じように、セリエA、セリエB、セリエCなどの階級があり、試合に勝ち進むと階級が上がる。試合会場はコートが1面と応援する人が十数人入れる位のシンプルなドーム型の建物で、なんと審判も選手が兼ねていた。想像していたものとは少し違っていたが、セリエCはプロではないので仕方がない。マウロは現在セリエCだが、セリエBに上がれる好位置にいるので、いつも以上にロベルトの応援は熱がこもっていた。でも観戦したダブルスの試合は、組んだ相手がミスを連発し結局負けてしまった。マウロ以上にしょげているロベルトに、かける言葉が見つからない。次の試合は午後からなので、私達はマリーナが待つ家に戻りランチをすることにした。

アペリティーボ  教会の隣にあるマリーナとロベルトの家は、庭に面した広いダイニング&リビングの大きなガラス窓から光が差し込み、とても開放的だ。今回は私も料理を一品作ることになっていた。まずモッツァレラチーズを薄切りの鶏肉で巻いて軽く塩を振り、フライパンで焼き目をつけたら皿に盛り、日本から持ってきた柚子胡椒を添えてイタリア風焼き鳥の出来上がり! マリーナとロベルト家族は肉をほとんど食べないのでちょっぴり心配したが、自家製味噌を作るほど日本の調味料にはまっているロベルトに、柚子胡椒のスパイシーな味が受けて評判は上々だった。マリーナの家庭菜園の野菜をふんだんに使ったクスクスサラダ、アントおじいちゃんのお手製パン。茹でたアスパラガスの上に目玉焼きをのせ、上から削ったパルメザンチーズをたっぷりと最後にオリーブオイルをかけたベルガモの郷土料理。そしてデザートはマリーナのお手製ゼリー。楽しくおしゃべりしながらどれも美味しくいただいた。
 試合に負けたマウロを気遣って、食後にロベルトがある新聞記事を持ってきた。そこには建築家のマウロが、セリエCの選手でもあることをほめたたえた文章が載っていた。私達のBRAVO!(素晴らしい!)の声に、ロベルトが今日一番の笑顔を見せた。


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