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▼2018年旅のコラム
79.ドイツ/
 ミュンヘン@
80.ドイツ/
 ミュンヘンA
81.ポルトガル/
 ポルト@
82.ポルトガル/
 ポルトA
83.ポルトガル/
 ポルトB
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 今日はポルトへ出発する日。ミュンヘンからポルトまで飛行機で約3時間。ドイツとポルトガルは1時間の時差がある為(1時間戻る)、約2時間でポルトに着く計算になる。少し得した気分だ。ポルト行きの便が早朝だった為、ミュンヘンに着いた際に友達と隣席になるよう座席予約(10€)は済ませたし、早めにチェックインして身軽になろうとチェックインカウンターを探すが見当たらない。空港職員に尋ねると、機械を使って自分でやると言われオロオロ。やり方はまず自動チェックイン機でeチケットのQRコードを読み取り、出てきた荷物のタグを自分でスーツケースに取り付け、各自動チェックイン機の前にあるベルトコンベヤーに乗せてチェックイン完了。オールセルフのチェックインは初体験。ポルト空港でスーツケースがちゃんと出て来るか内心ひやひやだった。
 10時40分頃ポルト空港に到着。空港からホテル近くの駅までメトロで移動する。最寄り駅はアズレージョ(ブルーの装飾タイル)で有名なサン・ベント駅だが、ポルトの町は急な坂道だらけ。重いスーツケースを引いて上り坂を歩くのは大変なので、少し距離は長いがホテルまで平坦な道を行くメトロE線のボリャオン駅で下車(空港から約33分)。エレベーターで地上に出るとまだ昼過ぎだというのに薄暗く、今にも降り出しそうな雲行きだ。街のあちこちが煙っているのはなぜだろう? ホテルに向かう道すがら、それが屋台でポルトガル名物『焼き栗』を焼いている煙だと判明する。私の食べたい物リストにある『焼き栗』の登場に、一気にテンションが上がった。
 ホテルのチェックインにはまだ早いので、スーツケースをホテルに預け、お昼を食べようとさっき降りたボリャオン駅近くのボリャオン市場へと向かった。ポルトガルはコルク製品が有名だが、ショップをのぞくとカバンやリュック、靴やアクセサリー、帽子やネクタイ、エプロンや小物類など様々なコルク製品があり、こんな物までコルク? と驚かされた。ボリャオン市場内にも数多くのコルク製品が所狭しと並んでいて、見ているだけで楽しい。そして市場内のレストランは活気があり、客から見える厨房で魚や肉を焼く煙が食欲をそそる。席を待つ間、渡されたメニューを見ながらあれこれ迷ったが、「ポルトガルに来たらやっぱりイワシの塩焼き!」とワンプレートに大きなイワシ3匹とライスと生野菜がのった料理を注文した。香ばしく焼けた塩加減が絶妙なイワシと、スープで炊いた優しい味のライス、たっぷり野菜のバランスがいい。デキャンタで注文した白ワインも微発泡で美味しかった。ポルトガル料理は一皿の量がかなり多い。日本人女性なら二人でシェアするくらいでちょうどいい。そして何より、シェアしても嫌がらないポルトガルのお国柄が、いろいろ食べたい欲張りな女性には持ってこいだ。
 はじめての町はいつもワクワクするが、日本とは歴史的繋がりが深いポルトガルの、風情ある坂道と車道を走る黄色い市電、カラフルな色合いの町並みと赤茶色の屋根。そしてアズレージョが美しい教会等々。隣国スペインやイタリアなどとは全く違うポルトガル独特の雰囲気に、着いたその日に魅了された。宿泊するホテル『メルキュール・ポルト・チェントロ』の部屋は6階で、窓を開けると眼下にポルトガルらしい風景が広がっている。ミュンヘンのホテルと比べると部屋も広く格段に居心地がいい。荷物をほどきソファーでコーヒーを飲んで一息入れた後、私達は地図を片手に意気揚々とサン・ベント駅へと向かった。(続く)


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