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▼2019年旅のコラム
84.ポルトガル/
 コインブラ
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85.ポルトガル/
 ギマランイス
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 今日訪れる初代ポルトガル国王生誕の地ギマランイスへは、ポルトのサン・ベント駅から列車で約70分。出発まで時間があるので、サン・ベント駅前の坂を登った町を見渡せる丘の上に立つ『カテドラル』へと向かう。今日は朝から雲一つない快晴だ。カテドラルのある丘から眺める青い空と、ポルトガルのレンガ色の街並みのコントラストが美しい。誰かがトランペットで物悲しげな曲を吹く音色が響いている。トランペットの音色とカテドラルの重厚なバロック様式の建物があいまって、まるで映画のワンシーンのようだ。今日も素敵な旅が始まる予感がする。

 ギマランイス駅から町の中心までは徒歩で約500メートル。駅を出て左に行き一つ目の角を右に曲がり坂道を下って行くと、約10分でモレイナ・デ・サ広場に出る。この広場を抜けるとカフェやレストランなどが並ぶにぎやかなトウラル広場があり、この旧市街の入り口の壁には「AQUI NASCEU PORTUGAL(ここにポルトガル誕生す)」と書かれていて感慨深い。
 トウラル広場をさらに抜けて行くと、中世の建物や旧市庁舎、『ノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラ教会』(ロマネスク様式とゴシック様式が混じり合う、アーチが特徴的な教会)があるオリベイラ広場に出る。オリベイラ広場のすぐ北側にある、素朴で庶民的な建物が立ち並ぶサンディアゴ広場に佇むと、まるで中世にタイムスリップしたような不思議な感覚になる。魅力的なオリベイラ広場とサンディアゴ広場は、多くの観光客と学生で溢れかえっていた。

 私達はサンディアゴ広場のオープンカフェでのんびりひと休み。今日は汗ばむ陽気で喉がカラカラだ。私はサンンドイッチとパナシェを注文。パナシェはビールをレモン味の炭酸飲料で割ったもので、ほんのり甘くてほんのり苦い癖になる味だ。アルコール度数も高くなく飲みやすいので、暑い日には最高!その後レンガの煙突がユニークな『ブラガンサ侯爵館』を見学してポルトへ戻った。ギマランイスは小さな町だがポルト空港からシャトルバスも出ていてホテルも多い。今なお中世の面影が残る歴史的史跡も多いギマランイスは、ポルトガルでも人気の観光地だ。
 サン・ベント駅に戻り、温かなイルミネーションが美しい夜のポルトを散策しながら、夕飯を頂くレストランを探す。雰囲気の良さそうなオープンカフェを見つけ、赤ワインと共に牛肉のワイン煮を注文した。牛肉はとろけるように柔らかく、添えられたマッシュポテトがこれまた絶品。ポルトガルの優しい味付けは繊細な日本人の口に良く合う。ほろ酔い気分で歩く坂道にも次第に慣れてきた。時折現れるイルミネーションに彩られたアズレージョが心地よい。ポルトが好きな街から‘大好きな街’に変わった。


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