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 ポルトからリスボンに移動した翌日は、風光明媚な王家の避暑地シントラ(世界遺産)〜ユーラシア大陸最西端のロカ岬を巡る。のんびりホテルで朝食を食べ、ロシオ駅からシントラ駅へ(約40分)。シントラ駅前のバス会社営業所で、循環バスが同日乗り放題かつロカ岬やカスカイス行きのバスにも使用できる1日券を購入。(地図や時刻表もここで入手)シントラ駅前からバスに乗り、観光起点となるシントラ・ヴィラ地区にあるレプブリカ広場へ。広場の周辺には数多くのレストランやカフェ、土産物屋が集まっているので、常にたくさんの観光客で賑わっている。
 最初に訪れたのは、広場に面した2本の煙突がシンボルの王宮だ。2度増築された為、ムデハル・ゴシック・マヌエル・ルネッサンスなど多彩な建築様式を見ることが出来る。王宮内には天井に描かれた様々な姿の白鳥が美しい「白鳥の間」、天井一杯にカササギがいる「カササギの間」、狩猟を描いたアズレージョが素晴らしい「紋章の間」などがあり、王宮らしい豪華な部屋の数々に魅了された。次に向かうベーナ宮殿は山頂にあるので、バスを降りてから500m程坂道を上らなければいけない。エネルギー補給をしようとカフェで注文したトラヴセイロ(シントラのお菓子)とココアのセットは、どちらも驚くほど甘かった。
 レプブリカ広場から観光客で満杯のバスに乗り、ベーナ宮殿に向かう上り坂はかなりの急勾配。しかもクネクネしていてすごく揺れる。吊り革を必死に握り締めていた腕がプルプルしてきた頃、ようやくチケット売り場前のバス停に到着した。雲一つない快晴は嬉しいが、10月末だというのに30度超えの暑さだ。ベーナ宮殿迄の坂道を歩いて上るのは結構きつかった。そしてベーナ宮殿も王宮同様、イスラム・ゴシック・マヌエル・ルネッサンスなど多くの建築様式が用いられていて、異彩を放った外観はまるでテーマパーク。不思議な世界に迷い込んだ感覚になった。
 次に行く予定の7〜8世紀にムーア人が築いたムーアの城跡からは、シントラの街と大西洋が望めるというが、この暑さの中、廃墟と化した城跡を徒歩で回るのはさすがにつらい。運良くベーナ宮殿からムーアの城跡が見えたので。撮影だけして行った気に。
 シントラ駅に戻りカスカイル行きバスに乗り換えて約40分、ユーラシア大陸最西端のロカ岬に到着だ。バスが到着する観光案内所で最西端到達証明書を発行してもらえる。ポルトもリスボンも川がとても大きくて、大西洋?と思ったら川だった、ということが幾度もあった。でも今目の前に広がっているのは正真正銘の大西洋!!それも最西端だ!!大西洋が広がる断崖にポツンと、ポルトガルの詩人カモンイスが詠んだ「ここに地果て、海始まる」という詩の一節が刻まれた石碑が立っていて、何とも感慨深い。
 帰りはロカ岬からバスでカスカイルに行き(約22分)、カスカイル駅から電車でリスボンのカイス・ド・ソドレ駅(約35分)でメトロに乗り換えホテル最寄りのロシオ駅に。ホテルに戻り着替えた後、近くをぶらぶらしながら夕食のレストランを探した。行き交う市電を眺められる通り沿いのレストランを見つけ、テラス席に座りバカリャウ料理とエビのピリピリ、オリーブと白ワインを注文した。バカリャウも美味しかったが、添えられたポテトがホクホクで美味。エビのピリピリはエビ雑炊みたいなもので、パクチーをたっぷりのせて食べる。名前通りピリピリとした辛味とエビの旨味が相まって大満足。この癖になる辛さが気に入って、土産に『PiriPiri』という香辛料をまとめ買いした。
 席近くの壁に女性の顔の落書きがあったので、店の人に「誰ですか?」と尋ねると、有名なファドの歌い手アマリア・ロドリゲスだと教えてくれた。サンベント通りにある彼女が住んでいた邸宅は、今は記念館になっている。ポルトガル人にとってファドは、なくてはならないものらしい。(続く)

 

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