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2005年のVinoの
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 広島、三陸、的矢、厚岸・・・カキの有名産地である。一般的にカキはRの付く月にしか食することができないと言われており、中でも11月〜2月くらいが旬と言われている。しかし実際はそうでもない。北陸地方などでは、夏でも岩ガキを食べることができる。岩ガキは身が大きいものが多く、味も良い。日本同様、カキ好きが多いフランスでも輸送手段や養殖技術の進歩により、ほぼ年間を通して食することができると言われている。
 カキを食べる際、何を合わせて飲むか?食べ方にもよるが、例えば「生ガキ&レモン」との有名な組み合わせとして挙げられるのが、シャブリ(仏・ブルゴーニュ産白ワイン)やシャンパン、もう少しお手頃価格のものならサンセール(仏・ロワール産白ワイン)だろうか・・・。柑橘類を思わせるような酸味のしっかりした辛口白ワインが相性の良い組み合わせである。もっとお手頃価格のものなら、ソアベ(伊・ヴェネト州産白ワイン)等もおススメである。でも、「カキの土手鍋」なら味噌のコクや旨みを活かして赤ワインやロゼでも合うのではないかと思う。ちょっと冷やしたボージョレ・ヴィラージュや、しっかりしたブルゴーニュの赤とか・・・いろいろ試してみるのも面白い。
 数年前ニースで9月に生ガキを食べた際には、ギャルソンに地ワインであるコート・ド・プロヴァンスのロゼを勧められた。「どうかな〜?」と思ったが、意外に好相性で美味しかった。周囲を見渡すと、現地の人もロゼワインと生ガキを合わせていた。カキ大好きフランス人にとっても、シャブリやシャンパンは高いので常飲する訳にもいかないのだろう。お手頃な地ワインで食するのが現地人風!「郷に入りては郷に従え!」である。
 もうひとつ面白い組み合わせとして紹介したいのが、スコッチウィスキーと生ガキである。スコットランドのアイラ島(Island of ISLAY)は、名だたる有名シングルモルトウィスキーの産地であり、カキ等の魚介類が豊富な島でもある。この島のウィスキーは常に海風を受けている蒸留所でつくられているためか、不思議なことに潮の香りがする。この地方の粋な生ガキの食べ方として知られているのが、この島のウィスキーを生ガキにちょっと垂らして食べる方法。私は試したことがないので分からないが、もしも試したいのなら「LAPHROAIG(ラフロイグ)」や「BOWMORE(ボウモア)」が比較的手に入りやすいアイラ島産シングルモルトウィスキーである。
 それにしても、フランス人のカキ好きは相当なもの。薄曇の寒空の下、どんなに寒かろうとパリの人々はランチ時から生ガキをダース単位で注文している。しかもよく観察していると、彼らはランチを生ガキだけで済ませ満足そうに店を出て街を闊歩している。これにはさすがに驚いた。体が冷えきってしまいそうで私はカキのグラタンを注文してしまったのだが、両隣のテーブルにいたパリジャン、パリジェンヌ達の注文は当然生ガキ、珍しそうに私のグラタンを眺めていた。「いいじゃん、これだってカキなんだから・・・。」
 
 

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